2007年10月12日

私的秀吉考

ボクシングには新しくスープレックスも加わったようで。

信長は既得権益を潰し、新しい秩序を築いたが殺されてしまう。
日本ではこういうタイプの政治家は殺される運命にあるようだ。
暗殺と確信は持てないまでも、源頼朝、足利義満など。確実に暗殺された人だと、足利義教、大久保利通。

秀吉は信長の敷いた道を通って天下を獲った。
その為に主家を滅亡寸前にまで追い込んだのだから恐ろしい。
秀吉が明智光秀を討った時点で織田家が秀吉に臣従したわけではない。むしろ秀吉は家来の一人に過ぎない。ここから先の秀吉の謀略はあまりにも凄まじい。
信長の次男信雄、三男信孝に家督を継がせないよう長男信忠の子三法師を担ぎ上げ柴田、丹羽といった宿老を牽制する。信孝が柴田勝家と組んで叛旗を翻すとこれを滅ぼす。秀吉は主である信長の子を殺している。
信雄が家康と組むとこれとあたる。秀吉は織田家の力を確実に削ぎ落としていった。どうしても臣従しない家康には妹、母親を送り込んで傘下に入れる。本当に手段を選ばない。

秀吉の失敗は関白という職を得る為に朝廷の権威を復活させてしまった事だろう。武士と朝廷は相容れないもの同士なのに。承久の乱以後失墜していた朝廷勢力はこの頃から復活し始める。何故朝廷が武士を受け入れないのかはまたの機会に。
posted by 入船亭扇里 at 04:21| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする