2007年03月06日

そんな訳で稽古します

美浦所属の田中博康騎手は柳亭燕路師匠の知人の息子さんだそうで、その話を聞いてから彼の騎乗に注目しています。
昨年デビューなのであまり人気にはなりませんが、時々穴を開けて私の馬券を紙屑に変え、それじゃあと思い応援も含めて複勝馬券を買うと馬群に沈みやはり私の馬券を紙屑に変えます。それが気ィ悪いとかそういう事ではなくてこの際若手騎手について考えてみようという訳です。

田中博康騎手の昨年の成績は223戦4勝と奮わない。では彼に才能が無いかというとそういう事ではない。強い馬に乗せてもらえない、ただそれだけなのだ。何事も経験で噺家だって高座に上がるのが一番勉強になる。普段掛けられない噺を数こなせるこんな有難い事はない。それを受け入れてくれるお客様が居る、これが素晴らしい循環になる。
田中博騎手は騎乗回数は結構恵まれている。それは減量だとか厩舎に所属しているとかの理由もあるだろうけれども、美浦の同期では的場勇人騎手の278戦に次いで2番目に多い。的場騎手は色々とトレセンに関わりがあるからこれは堂々たる数字だ。ただ強い馬には乗せてもらえないのである。二ツ目が長い根多を掛けられないのと同じ現象だ。
強い馬に乗らないと腕は上がらないのである。何故強い馬に乗れないのかというと、武豊騎手も田中博騎手も同じ賞金だから、この事に尽きる。どの騎手が乗っても進上金は5%と決まっている。これでは若手は育たない。
キャリアによって進上金を変えてみたらどうだろうと思う。ベテランの騎手は騎乗回数が減るかもしれないが、進上金を上げれば収入は問題無いだろう。その減ったヤネを若手に与えれば良い。そうすれば若い騎手がGTレースに騎乗する機会も増えるだろう。私と扇橋のギャラが天と地程離れているのと同じ。(私は安いから高座をくれと大きな声で言いたい)
去年はドリームパスポートの高田潤騎手が乗り替わりの憂き目にあった。貴重な経験を潰されてしまった。
GTに出る騎手がいつまでも同じままでは将来どうするんだろうと思いますぜ。

今年の田中博康騎手は108戦6勝。頑張っているじゃあないか。
posted by 入船亭扇里 at 00:39| 東京 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ウチの奥さんは、武藤厩舎の助手で元騎手と知り合いです。
騎手時代のレースを見たら、決して巧くない騎手です。だが…不遇過ぎる。
馬のリズムの悪い時期はレースにも乗れるが、掲示板が期待できる状態になったら乗り代わり。
騎手とは名ばかりの調教要員。
 
今年二ヵ月で6勝。期待できますよ、田中騎手は。
Posted by アキ at 2007年03月06日 20:34
技量どうこうより、機会が与えられないというのは本当に不遇ですよね。調教つけている騎手が一番詳しいと思うのですが。
田中博康騎手で馬券を獲りたいですな。
Posted by 扇里 at 2007年03月07日 00:14
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