2005年10月29日

詠まない人は地震

「六歌仙暗殺考」井沢元彦/講談社文庫

六歌仙はあまり出てこず、普通のミステリーとしても楽しめた。いやむしろ歴史ネタはほとんど出てこない。
六歌仙とは「古今和歌集」の仮名序において紀貫之が掲げた六人の歌人の事で、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主を指す。井沢氏は別の著作で、六歌仙はそれぞれ大した歌人ではなく、これは怨霊鎮魂の為に選ばれた人達だと説明をしている。
言われてみればだが、歌人というのは作品だけで評価されにくく、むしろその背景こそを問われていることの方が多い気がする。

例えばだが、万葉の代表的な歌人である柿本人麻呂の歌を二、三すらすらっと言えるだろうか?額田王では?私だってすらすらっと出てくるのはそれぞれ一つだけだけである。
万葉集の編者の大伴家持にしてはわたしは一首も知らない。

いやちょっと待て、万葉だけではないし、六歌仙だけでもない。和歌の知識なんて現代人にはほとんど無いんじゃないのか?
和歌と言うからには日本の風土で生まれた日本人仕様の詩である。それを現代人は忘れてしまっているのだろう。書き殴りながら今度勉強する事を決めた。
posted by 入船亭扇里 at 01:10| 東京 ??| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
勉強したら教えてください。高座とかココとかで。

和歌…知識はないけど本能的に(?)興味はあります。

私事ですが、今日で連続出勤13日目です。だんだん曜日の感覚が麻痺してきました。。。
Posted by N at 2005年10月29日 06:30
和歌の衰退についてはなんとなく原因がわかった気がします。すごくつまらない理由なんですけど。
よっ!働き者!日立寄席ありがとうございました。そんな最中に来てくださったのですね。
Posted by 扇里 at 2005年10月30日 00:51
うわっNさん体壊さないように!そんなときだからこそ落語で一服なんですよね。
Posted by クロ at 2005年10月30日 16:30
果たして一服できるような高座ができるかしら。
Posted by 扇里 at 2005年10月31日 12:43
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