2005年11月23日

女に少しと書いてある

「絵本大功記」国立劇場

太閤記でなく大功記で正しい。その昔は史実に有った事をそのまま作品にするのは禁じられていてこうなる。だから羽柴秀吉は真柴久吉、織田信長は尾田春長になる。今日の主人公は武智光秀こと明智光秀。
本能寺の変の真相は謎のまま。今となっては解明のしようもない。なにせ証人が一人も生きていないんで仕方が無い。資料も残されていない、あるかもしれないけど。
ということで色々な説を検証してみよう。

秀吉黒幕説
私はこれを信じていた。一番得をした人間というのは誰かというとと考えると浮上する。
確かに秀吉は後に天下を獲ったが、井沢論に負けた。秀吉はこの時点ではまだ一軍団長に過ぎず、他にも柴田勝家、丹羽長秀といった織田老臣は生きている。信長の次男・三男もいる。秀吉に天下を獲れるという確信は無いのだ。

朝廷黒幕説
天皇制を廃しようとした信長の陰謀を阻止しようとした朝廷勢力が光秀に嗾けたという説。
これも信長は日本統一後中国征服をして、天皇を皇帝にしようと画策したりした事から、信長が天皇制を否定したとは考えられなく却下。

長曽我部氏黒幕説
これも信じていた(笑)本能寺の変当時、四国遠征軍の準備が進んでおり危機を感じた長曽我部氏が光秀を嗾けたというもの。ただ普通に考えると、信長を殺して長曽我部氏の忠臣となるより天下を獲った信長の忠臣でいた方が普通は得だろうと。故にこれも却下。

光秀の発作的行動説
井沢論はこれだな。日本人は独裁者を嫌う傾向があり、独裁者はみんな殺されている。信長だけでなく、足利義教しかり大久保利通しかり。その気質がここに現れたのだという説。
ただ今日芝居を見ていてなんとなく思った。芝居の内容とは関係無いが。
光秀は単に織田家による天下統一を怖れたのではないだろうか。乱世を望んだのではないだろうか。乱世なら誰でも立身出世の機会がある。それを望んだのではないかと思う。実際この時点ではまだまだだった秀吉の天下になる。本能寺の変が無かったら織田家の天下は決まっていただろう。単にそれを望まなかったのが私の新説という事で、明日は福袋演芸場でお待ちしてます。
posted by 入船亭扇里 at 00:47| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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